りんご研究会 Oct. 2016

ブラムリーファンクラブのきたろうさん発起の『りんご研究会』に参加させていただきました。
研究会 ．．．と言ってもいろいろなリンゴをお取り寄せしたり、リンゴを使った食品を持ち寄ったりした、試食会といったところです。



今回はちょっと特別なイベントがあるのですが、（もったいぶって）まずは北海道と岩手のそれぞれの果樹園さんからお取り寄せしたリンゴのご紹介。

全て左から :
もりのかがやき
ひめかみ
ノースクイーン
平賀つがる
レッドゴールド
ぐんま名月
秋映え
つがる
旭（マッキントッシュ）
我らがブラムリー❣
シナノスイート
紅将軍
そしてリンゴじゃないけど、洋ナシの「オーロラ」
小さい洋ナシ「ブランデーワイン」
ブドウの「スチューベン」
国光（ロールス・ジャネット）
きたろう
ルビースイート
奥州ロマン
ベル・ド・ボスクープ
藤原ロマン
コックス・オレンジ・ピピン
こうとく
スリムレッド
スイートレディ
緋の衣
山崎リンゴ
ブレンハイム・オレンジ
ナカタ

ムーンルージュとなかの真紅
「ムーンルージュ」も「なかの真紅」も共に赤肉系品種。
特にムーンルージュは酸味と香りが強く立って、今回のお取り寄せリンゴの中で私が一番印象に残ったリンゴです。

変わった系で。。
ズミと呼ばれる野生種リンゴの「スノードリフト」
ラズベリーの「サウスランド」と「ジョアンスクワイヤー」

鳥取産の柿「西条」


いろいろなリンゴのジャムやピュレ、ソースの数々。。


持ち寄られたケーキの一部。
ラ・オランジュさんのアップル・バーと、（僭越ながら）私のコックスのトフィー・ケイク（右）。

ブラムリーと大根のアチャール
甘いものよりカレーやお酒が好き❤ なチェブさんらしい!

※ 上記にご紹介したのは一部です。他にも撮影できなかったリンゴやケーキ、お菓子などあったのですが、漏れてしまった分につきましてはお詫び致します。


さて。
そしていよいよこの会のハイライト♫
フランス菓子 - 民俗・歴史研究家の三久保美加さんによる、フランス南西部の伝統菓子「トゥルティエール」の実演です♡

生地は予め作って持参されたそうで、延ばすところからスタート。
まずはある程度の薄さまで麺棒で四角く伸ばします。

そうしたら手を使って少しずつ延ばしていきます。
オーストリアのお菓子、シュトゥルーデルと同じ工程です。

テーブル一杯に広げたら、手で触ってもサラッとするまで乾かします。
そして端の余分な生地をトリムし、溶かしバターを塗ります。

溶かしバターの次はお砂糖を振って。


同時進行でリンゴを準備。
今回、せっかくいろいろな品種があるので、ミックスで使おうという事に。
半分にカットしたものから時計回りに :
ルビースイート
ブラムリー
レッドゴールド
シナノスイート
ぐんま名月
ひめかみ
旭（マッキントッシュ）
紅将軍
平賀つがる

皮を剥いて12 等分にカット。ボウルに入れてお砂糖とアルマニャックでマリネしておきます。

本来のトゥルティエールは、生地をカットして丸い型に何枚も重ねて敷き込んで焼き上げるものだそうですが、参加者全員にいきわたるようにシュトゥルーデル・スタイルに仕上げることになりました。

水分を拭き取り、準備した生地に並べて。
シュトゥルーデルのようにランダムに生地一杯に敷き詰めるのではなく、間隔をあけて整然と。そうすることで空気が入る空間ができ、火が通り易く食感も軽くなるそう。

そしてクロスを持ち上げながら巻き上げます。
コツはキッチリ巻かずにクロスで転がすようにふんわり巻くこと。。


1 本のままでは大き過ぎるので半分にカットし ―

それぞれを蹄鉄の形にして。


片方には余った生地をフリルのように上に飾ります。


トップに細かくしたバターを載せて。

フリルを載せた方にもバターを載せて。
中火のオーブンで50 分くらい焼きます。

焼き上がり。

フリルの方も焼き上がり。
生地がパリパリで美味しそう✨

端っこがバラが開き始めているみたいで素敵～♫
（端っこフェチなので萌えまくりです。。）

断面も美しく❣
リンゴがギッシリ詰まっていないので生地も儚げで、バターの風味たっぷりですが重さを感じません。いろいろなリンゴのお味がしてとても美味しかったです。
この会でなければ作り得なかったし、味わえなかったトゥルティエールでした。


リンゴや持ち寄られた食品の試食プレート。
こちらは撮影用にチェブさんが仕上げてくださったもの。実際は好きなものを好きなだけ! の無法地帯でありました～。。お腹いっぱーい☆


◇ おまけ ◇
こちらは奥州ロマンという品種のリンゴ。会で食べきれずに残ったものを手分けして持ち帰らせていただいたリンゴのひとつ。
参加者で試食をした残りを、カットした状態でいただいてきたものなのですが、翌日になってもこの状態!!
カットして24 時間以上も経過したにも拘わらず、殆ど褐変していないなんてオドロキ!!

こんな発見があるのも会のおかげ。
きたろうさんを始めブラムリーファンクラブ管理者の皆さま、参加させてくださってありがとう。
そしてご一緒させていただいた皆さま、楽しい時間をシェアさせていただきありがとうございました☺