イギリス紀行 ~ Where to Visit near Eastbourne ④ セブン・シスターズ・ウォーキング 後編
5 月7 日。セブン・シスターズ・ウォーキングのつづきです。
※画像をクリックすると、拡大してお楽しみいただけます♫ カックミアー・インでランチとおトイレ休憩を済ませ、いよいよビュー・ポイントに向かってウォーキング開始!! フットパスはカックミアー・インのパーキングの奥から始まります。 ゲイトは家畜が出てしまわないように設置されています。通った後はちゃんと閉めた(ロックした)ことも必ず確認ましょう!! 最初はこんな感じの細道ですが ― 程なくしてダウンズが開けてきます。 ウォーキングの間にこんなゲイトを幾つか通り抜けます。 これはキッシング・ゲイト(Kissing Gate )と呼ばれるもの。 しつこいですが、ゲイトを通ったら、きちんと閉めたことを必ず確認してください。 ちなみに、ここのルートにはありませんが、ゲイトの代わりにこんなものがある場合もあります。(これはオルフリストンからカックミアー・インまでのフットパスにあります。) ステップが2 段あるので、ツー・ステップ・スタイルと呼ばれ、ステップを上がり柵をまたいで越えていくタイプ。右側にある隙間は犬用。この隙間がないものもあり、そういう場合は2 段目のステップの空間から犬を通します。(ま、ジャンプ一発キメてもらってもOK だと思いますけど。。) 見て見て、このちっちゃい木たち。。 風は常に海側(左)から陸側(右)に向かって絶えず吹きつけて、あたりには遮るものは何もないので、木たちは風上には枝を伸ばせず、風下に伸ばすしかなくて、こうなってしまっているのです。 長いものに巻かれて生きる、って ― こういうことなのかしらね。。 はっ☆ ウサギさんです!! こちらがウサギさんの巣穴。 15 分ほど歩いて来ると、前方に2 軒連なったコーストガード・コテジが見えてきます。 あー、まだ結構あるなー。。なんてへこたれそうになっても、ここでちょっと左に眼を向けてみると ― コーストガード・コテジのところまで来ると、セブン・シスターズが姿を現します。きゃ~!! ...まあ、ちょっとね、典型的なEnglish sky なのと、強風のため波立ってしまい、海が濁って青くないのが若干残念ではありますが。。 昔々、サウサンプトンから船が出港する際、船から最後まで見え、帰港する際は真っ先に見えるイギリスのランドマークが、この7 つのウネウネの白亜の岸壁。 船員たちは「出向の際は、航海の安全を祈って見えなくなるまで見送ってくれ、帰港の際は、無事の帰還を喜んで真っ先にに出迎えてくれる」7 人の修道女に見たて、それで『セブン・シスターズ』と呼ばれるようになった、ということです。 さっ♫ もっと良く見えるポイントへ行きますよ♫♫ (いそいそ。。) セブン・シスターズを背にして歩き、ひと山乗り越えます。(ちなみにこのフットパスは、イーストボーンのお隣の街、シーフォード(Seaford )へと伸びています。) 階段脇にお花が咲き乱れて。 白いクリフ、緑の牧草とのコントラストが美しーい。。 ここからセブン・シスターズを見ると、こんな感じー☺ うはー、惚れ惚れ。。 ここから見て7 人を数える場合、右端に見えるクリフも数えてしまいがちですが、実は↓ こうなります。 シーフォードに向かって、もうひと山上った頂上あたりで見ると、もっとわかるのですが。。 とにかく風が非常に強く、何度も体を持ってかれそうになっていたので、今回は体力的にギブ・アップ。(幸い風は常に海側から陸側に吹きつけるので、崖下に転落しそうになるということはありませんでしたが、それでも吹き倒されそうになった時は怖かったです。。) 乗り越えて来たひと山をまた戻るのもキツいし、同じ道を引き返すのもつまらないので、海岸から階段を上ったらそのまま海を背にして陸側に歩いて行きましょう。ずっと上り坂にはなりますが、車が通れそうな道に出るので、その道をセブン・シスターズに向かって歩きます。 (ちょっと雲が切れてきましたがやっぱり霞んでますね。晴れて穏やかだと本当に美しいんですけど。。↓ こんな風に。) 良く晴れてクリアだったのでバーリン・ギャップのコーストガード・コテジも見えています。この時は潮が満ちていて、崖下までとっぷり海。こうなると崖下には降りられません。 7 人のシスターズを越えようと歩き始めている人たちが、1 人目のクリフ上に見えます。 帰りは同じフットパスをカックミアー・インの駐車場まで戻って。 イーストボーン行きのバスはカックミアー・インの、道路を挟んでブライトン方向にちょっとだけ戻ったところにあるバス・ストップから乗ります。 そうそう。イギリスでバスに乗る際のアドバイス。 日本ではバス・ストップに立ってさえいれば、バスが勝手に止まってくれますが、イギリスでは「私、乗りますよ! 」と意思表示をしないと止まってくれません。意思表示はどうするのかというと、腕を真横に上げること。 日本でタクシーを止めるように上に上げるのではなく、横に真っ直ぐ、体に対して直角になるような感じで、ドライバーさんに見えやすいように道路側に手を出す感じかな。。 ブライトン- イーストボーン間のバス・サービスは、比較的頻繁にあるのですが、それでも次のバスまで最低10 分は待つハメになるので、うっかりスルーされないようにしましょ☆ 私は帰りもハーフウェイ・コテジズで降りて、360 ℃パノラマの牧草地をウォーキング。 距離が近いと威嚇されちゃうけど、遠目だと羊たちも私のことなんぞ気にかけるでもなく。 ダウンズの牧草地が終わりに近づくと、イーストボーンの街が一望できるポイントがあります。ここにもベンチがあるので、一息入れてお水なんか飲んじゃう。 ここから私がお世話になっているお家のあるオールド・タウンまでは20 分ほど。ティー・ルームがクローズで今日はお茶ができなかったので、家に帰ってお茶しました。 やっぱりセブン・シスターズ・ウォーキングはいい! 最高にいいので、これからも何度でもリピートしちゃいますから!! (でもって何度も同じ写真を撮る、っていう。。) 皆さんにも是非ともいらしていただきたい。。 クリフの上で、この360 ℃広がる牧草地で、渡る風に吹かれながら歩けば、ストレスも何もかも吹き飛んでしまうこと間違いなしですよ!!
by k_satosann
| 2014-06-14 22:18
| 旅 / おでかけ
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