イギリス紀行 ～ Where to Visit near Eastbourne ④ セブン・シスターズ・ウォーキング 前編

5 月7 日。
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この日の翌日は1 日中大雨、翌々日も安定しないという予報だったのと、この日まではナンだカンだドライだったため、セブン・シスターズのウォーキングに出かけました。

1 日を丸々ウォーキングだけに当てたので、まずは初日にもチラッと連れて行ってもらったバーリン・ギャップ（Birling Gap ）へ行き、そこからセブン・シスターズ・カントリー・パーク（Seven Sisters Country Pard ）を経由してビュー・ポイントへ ― いうルートでウォーキングをするつもり。（この時点では。。）

お家から一番近い、オールド・タウンのバス・ストップからバスに乗ってバーリン・ギャップまで。。と思ったら。バーリン・ギャップへ行くバスは11 時半にならないとサービスがないと判明。
うわー、段取り悪過ぎ。。まだ1 時間以上あるし、ここでただ待ってるのもアホらしい。タウン・センターに出てまで時間潰すくらいならいっそ歩こう!! と決め、次に来たブライトン行きのバスに乗り込みました。

ブライトン行きのバスには、もちろんイーストボーンのタウン・センターからも乗ることができます。バーリン・ギャップにはイースト・ディーン（East Dean ）というバス・ストップから30 分ほどのウォーキングで着きます。

でも、私はイースト・ディーンの2 つ手前の、ハーフウェイ・コテジズ（Halfway Cottages ）というバス・ストップで降りて、そこからウォーキングを始めるのがお気に入り。
この通りはブライトンへ通じる幹線道路なので、ひっきりなしに往来がありますが、道路の両側にこれだけの幅のブライドルウェイがあるので、それほどストレスはありません。
それどころか、この広々としたダウンズの草原が360 ℃広がっているんです。もうそれはそれは爽快そのもの～!!

10 分ほど歩き、道路が下り始めるとそろそろイースト・ディーン。バス・ストップもすぐです。（Dean というのは谷という意味があるのだそう。なので〇〇 Dean という地名は低くなった土地なんだな、と推測できるのだとか。）
イースト・ディーンのバス・ストップのすぐ手前に（ブライトンに向かって）左手に入る、ギルバーツ・ドライブ（Gilberts Dr ）という道路があるので、その道路を歩きます。
あとは1 本道。チャッチャと歩こうが、景色を見ながらブラブラ歩こうが、道なりに歩きさえすれば勝手にバーリン・ギャップに着いちゃいます。ここはところどころ歩道もなくなるのですが、車の往来もあまりないので大丈夫。

ライラックが満開だったり ―

クレマチスが咲き誇っていたり ―
余所さまのお庭などを楽しみながら、のんびり歩いちゃうんだから。。

ここはセブン・シスターズ・シープ・センター（Seven Sisters Sheep Centre ）
中央付近に見えるのは張りボテのヒツジ。
ちょうどラミング・タイム（LambingTime ）という、子供たちにファームを解放して羊たちと触れ合うというイベント期間中。

少し前（それこそ、イースターあたり）は出産シーズン。
子羊たちもたくさんいました。この模様のヒツジ、ちょっと珍しくない?

20 分ほど歩くと前方に家が見えてきます。あれがバーリン・ギャップ。
見えている家はコーストガードのコテジです。
この時期野の花がいっぱいなのですが、私の一番お気に入りはこちらの2 種類。

こちらはイングリッシュ・デイジー（English Daisies ）。
良く見ると、蕾や咲き始めは花びらの先がピンクなんですね。

そしてこちらはバターカップ（Buttercups ）
花びらの表面がワクシーてツヤッツヤ♫ もー、可愛すぎる。。♡

．．．と歩くうちにバーリン・ギャップに到着。
こちらはバーリン・ギャップ・ホテルです。もちろん営業中。

クリフ・エッジが、もうここまで迫って来ています。。
次に来た時にホテルがなかったらチョー悲しい。（おトイレ休憩、できなくなっちゃうし。。）

そのお隣にあるのが、さっき見えてたコーストガード・コテジ。
このコテジはもう既に半分崩れてしまったのです。この3 月にBBC ニュースでも崩壊し始めたと報道がありました。

フットパスの標識。
黄色い矢印がフットパスで、人と犬が歩ける小路。ここからビーチィ・ヘッド（Beachy Head ）という、イーストボーンのもうひとつの観光ポイントを経由して、イーストボーンまで歩いて行くことができる、サウズ・ダウンズ上のフットパスです。
青い矢印は、さっきもちょっと出ましたがブライドルウェイ（Bridleway ）と言って、人と犬、馬（騎乗しても引いてもOK ）、自転車が通れる道のことです。
青い矢印の標識の下の部分に、これからビーチィ・ヘッドに向かって歩く人たちが歩き始めているの、わかりますか?

私もちょっとだけ、イーストボーン側のサウスダウンズ・ウェイを上がってみました。大型バスで乗り付けたグループがいっぱい。。
バーリン・ギャップから向こう側のクリフがセブン・シスターズで、カックミアー・ヘイヴン（Cuckmere Haven ）まで7 つの山と谷がウネウネと続いています。

右（内陸方向）に眼を移すと、遠くにイースト・ディーンの村が見えます。
実は、朝はバーリン・ギャップまでバスで来て、ここから7 つの山と谷を乗り越え、セブン・シスターズ・カントリー・パークを経由してシーフォード（Seaford ）側のビュー・ポイントまで歩こうと思っていました。
が、まず、ここまでのバスがまだなくてイースト・ディーンから歩くことになってしまったこと、それとこの日はお天気はともかく、風がものすごく強く、何度か体が持っていかれそうになって、クリフ上を歩くのが（今の私の体力では）自信がなかったのとで、バスで移動することにしました。

ここからバスでイースト・ディーンのバス・ストップまで戻り、そこでブライトン行きのバスに乗り換えてセブン・シスターズ・カントリー・パークで降ります。

バスの車窓からカックミアー・ヴァレー（Cuckmere Valley ）が見えてきました。
この景色が見えたらもうセブン・シスターズ・カントリー・パークです。

ここがセブン・シスターズ・カントリー・パークのバス・ストップを降りたところ。
景色に合わせて電話ボックスもグリーン☆
カックミアー・ヴァレー側にパーキングがあるのですが、そこからセブン・シスターズ上にフットパスが、バーリン・ギャップまで伸びています。つまり、さっきのバーリン・ギャップからセブン・シスターズ上を歩いてくると、ここにたどり着くというワケ。（クリフの上を歩くので、当然セブン・シスターズを見ることはできません。。）

電話ボックスの、幹線道路を挟んで反対側にヴィジター・センターがあるので、スタッフにアドバイスをもらうことや、ウォーキング・マップをゲットすることができます。

ヴィジター・センターの脇にティー・ルームがあるのですが。。
この日はクローズ。というか、この日だけなのか、もう永遠にクローズしてしまったのか、そこんとこ、不明。
ここでランチを摂って、おトイレ休憩も済ませようと思ってたのに。。残念☆

セブン・シスターズのビュー・ポイントにはこのヴィジター・センターの先（ブライトン寄り）、カックミアー・リヴァーを渡ってからフットパスに入ります。
ヴィジター・センターやティー・ルームに寄らなくていい場合、降りるのはこのバス・ストップ。（前はなかったのに、いつの間にかできてた☆ ）
ゴールデン・ギャリオンと書かれてますが、今ではカックミアー・イン（Cuckmere Inn ）に変わっていますので、バスでチケットを買う時は「カックミアー・インまで」と言ってください。

降りたらバスを追いかける様に進み、川を渡ってカックミアー・インに到着。
ここ、少なくとも5 年前まではゴールデン・ギャリオン（Golden Galleon ）というパブだったのです。（だからあのバス・ストップにもGolden Galleon て書かれていたというワケ。）
ティー・ルームがクローズだったので、ここでランチとおトイレ休憩しまーす♫

サン・クレモンと、グリル・チキンとベーコンのサンドイッチ（サラダ付き）をオーダー。
パブだった頃はクラシックなパブ飯を提供していたので、ソーセージ& マッシュをいただく気、満々だったのに。しかもそのパブ、美味しいと評判で、いつも混雑してたのになー。。

おトイレ休憩も済ませたので、いよいよビュー・ポイントに向かってウォーキング開始!!
果てしなく長くなりそうなので、次に続きます!!